莇ヶ岳・弟見山は、山口県周南市鹿野にある標高1004.2m・1085.3mの人気の山である。兄見山ともよばれ、兄貴分にあたるのは弟見山。両山は深い中の縦走路でつながる。麓には石鎚神社がある。
弟見山への稜線から見る莇ヶ岳(中央右) | 大きな地図で見る |
歩行距離 | 8.0km |
所要時間 | 5時間30分 |
累積標高差 | (+) 887m (-) 887m |
コース | 駐車場08:20 → 登山口08:30 → 莇ヶ岳09:20 → 弟見山11:05 → 莇ヶ岳13:00 → 登山口13:50 |
高校時代の先輩M氏の提案で土曜日に莇ヶ岳に登ることにする。マイカーで萩を出発。国道9号線を経由し315号線に入り、慈生温泉を過ぎたあたりの林道に入り登山口に向かう。登山口の駐車場に車数台分のスペースしかない。前にはちょうど杉の伐採作業中でキャタピラ車がいる。
10:00駐車を出発、作業道を5分ほどのぼっていくと登山道入り口がある。杉林の登山道に入っていく。すぐに急登が始まりジグザグの道を登っていくと、尾根筋の真っ直ぐな道になる。10:40、8合目の鎖場コースの分岐に達する。右に折れ鎖場を見にいってみる。大きな岩壁に太い鎖が取り付けられている。四国の石鎚山みたいだ。鎖場は体力的に登れそうにないので、パスして分岐まで戻り迂回路から登る。大きな岩壁を右に巻き、急登をのぼり11:00莇ヶ岳山頂(1004.2m)に達する。山頂には、樹林がなく展望が開け、隣の飯ヶ岳(937m)とその先に雀谷山の稜線、その南には石岳(924m)がよく見える。中央には石鎚権現の小祠がある。山頂のすぐ近くに、高山植物である可憐なミヤマオダマキが咲いている。1000m級の山頂とはいえ、普通こんなところに自生するものだろうか?きっと愛好家か誰かが植えたものだろう・・・。
山頂のすぐ先は、樹林帯になっており、その中に小さな山小屋(莇ヶ岳避難小屋)が建っている。入り口の横には周南愛山会山小屋の看板掛けてある。材料を担ぎ上げ、よくこんなところに建てたものだ。失礼して中を拝見させて貰う。前に壁には額縁に入れた美しい写真がかけられている。詰めれば5人くらい寝むれそうだ。この後縦走して弟見山まで行くかどうか先輩と相談して、結局足を伸ばすことにする。平坦な樹林の山道を行く。ブナやクヌギの巨木の新緑が美しい。小さいアプダウンをくり返し深い森の稜線を進む。両側の笹が深くなりかき分けながら行く。樹林帯を抜けると視界が開け、辿って来た稜線の向こうに莇ヶ岳(兄見山)が、その向こうに飯ヶ岳が見える。すばらしい眺望だ。近くにはイワカガミが咲いている。なだらかな登り進み12:00弟見山山頂(1085.3m)に到着する。山頂は樹林に囲まれ展望はない。記念撮影の後、往路引き返し、さきほどの展望地で弁当タイムにする。絶景を見ながら美味しいおむすびを食べる。たまりませんな〜!
13:00食事後、再び莇ヶ岳に向かう。14:00莇ヶ岳まで戻って来る。山頂には10名のグループがいる。周南愛山会の人たちだ。一休みして話をすると小屋はこの人たちが建てたということだ。そういえば以前このグループと他の山で会っていたことを思い出す。それは2012.5.04に十種ケ峰でヤマシャクヤク見た時、このグループのおじさんからラショウモンカズラという花の名前を教えてもらったのだ。先輩もほかの山でその人と会っており、顔見知りである。しばらく談笑して、下山を再開する。
15:10無事車まで帰り着く。その駐車場でまた周南愛山会の人に会い、またそこで20分も話し込む。今度又今度山口県のどこかの山で会いましょう。山好きどうし話は尽きないが。萩へ向け帰宅の途に就く。
莇ヶ岳山頂からの眺望 |
莇ヶ岳山頂 |
莇ヶ岳山頂 |
山頂の先は森になっている。 莇ヶ岳山頂からの眺望 |
山頂に咲くミヤマオダマキ |
ミヤマオダマキ |
莇ヶ岳山頂 |
山頂のすぐ先の森にある莇ヶ岳避難小屋 |
莇ヶ岳山頂から弟見山に向かう。 |
ブナ、クヌギのの縦走路を行く。 |
弟見山山頂の手前に見晴らしのいい場所がある。 莇ヶ岳を見る。 |
イワカガミが咲く。 |
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弟見山山頂にて |
弟見山山頂にて |
莇ヶ岳に戻る。 |
弟見山だろうか? |
莇ヶ岳にて周南愛山会の人たちと談笑 |
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莇ヶ岳山頂からの眺望 |
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